茗荷谷通信
株式会社システム科学の最寄り駅である地下鉄茗荷谷駅。 このコーナーでは、弊社に訪れた際にふらりと立ち寄れる茗荷谷周辺の見どころや歳時記をご紹介しています。
第10回 茗荷谷通信「しばられ地蔵」
2020年となり早や三週間……新しい年になって心機一転という気持ちも、日々の雑事に追われ徐々にしぼんできた頃合いではないでしょうか?そこで今日は、そんな皆さんに是非立ち寄っていただきたい場所があるのです。そこは…
東京都文京区小日向、地下鉄「茗荷谷駅」を降りて春日通りとは反対側(南側)の細い道を歩いて行った先に、林泉寺というお寺があります。林泉寺は慶長7年(1602年)伊藤半兵衛長光の開基、通山宗徹を開山として建てられた由緒ある曹洞宗のお寺です。
「なるほど、曹洞宗は禅宗のお寺……座禅会で今一度心をビシッと鍛えて……」ということか…。
いえいえ、もちろん座禅会もありますが、今回の目的はこちらのお地蔵様……!
えっ?でも、これ…。
驚きましたか?
そうなんです。お地蔵様が縄でぐるぐる巻き……、なんて酷いことを……! あ、実は……かくいう私も縛った一人なのですが。
実はこのお地蔵様、「しばられ地蔵」と呼ばれていて、心の中で願い事を唱えながらこのお地蔵様を縄でしばると、その願い事が叶うと言われているのです。なんて自己犠牲に満ちた慈悲深いお地蔵様なのでしょうか! そして、願いが叶ったら縄を解きに行くのが決まりなのですが、現状を見ると縄が何重にもかけられていて、「しばられ地蔵」は依然としてがんじがらめ。 という事は、願い事が叶わなかったということでしょうか。もしくは、願いが叶ったのに縄を解きに来るのを忘れてしまったのでしょうか。 いずれにしても、「しばられ地蔵」が可哀そうという事で、毎年年末には住職さんによって縄がほどかれ供養されているそうです。
と言う訳で、年頭に目標を立てたものの早くも挫折しそうなあなた! 「しばられ地蔵」に思いを託してみてはいかがですか? 私も、学生の時に「論文を書き終わって無事卒業できますように」と縛ってから、本日まで縄を解きに行っておりませんでした……お地蔵様、ごめんなさい……(と言いながら、一本縄を外す)。
そして、今年の目標、「弊社のtwitterのフォロワーが200人になりますように」と願いながら再び縄を縛りました。フォロワーが200人になった暁には、必ず縄をほどきに来ます! お地蔵様、それまで待っていてくださいね~!!
弊社周辺の話題を拾ってお届けする茗荷谷通信、今年もよろしくお願いします!
2020年1月21日
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