科学の栞
株式会社システム科学の日々の活動やセミナー・研修会のご報告を綴ったダイアリーです。日常の小さな出来事から特筆したい出来事まで、弊社の現在進行形がここにあります。
働き方フォーラム②「テレワーク」
働き方改革の重要課題の一つ、「自由で柔軟な働き方の実現」。あなたの会社では「自由で柔軟な働き方」ができていますか?今日はIT時代を迎えた新しいワークスタイルについて考えてみました。
「自由で柔軟な働き方」は言い換えれば「場所や時間にとらわれない働き方」で、これは社員のモチベーションを向上させるだけでなく、仕事の効率をも引き上げ、ひいては生産性の向上につながる大事な取り組みと言えます。このような多様な働き方を実現するための方法の一つとして、今日は「テレワーク」を取り上げてみたいと思います。「テレワーク」とはインターネット技術を活用した、まさに場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことで、モバイルワークや在宅勤務という概念を取り入れた新しい時代の発想と言えます。「テレワーク」は元々「テレtele=離れたところ」と「ワークwork=仕事」を足した言葉で、インターネット環境さえ整えば、会社に行かなくても自宅や外出先、遠隔地の拠点から仕事ができる極めてフレキシブルな働き方です。怪我や災害で出社できない場合や、子育て中の人など、「テレワーク」はまさにワークライフバランスを考えた、働く人にとって働きやすい制度と言えます。ちなみに、「テレワーク」には3つの種類があると言われています。
●一つ目は「モバイルワーク」。これは営業職などがオフィス以外の場所で仕事をすることで、移動中(交通機関の車内など)、顧客先、カフェなどが就業場所となります。外出先で仕事を完結できるので、ムダな移動時間を削減することができます。
●二つ目は「サテライトオフィス」。これは勤務先以外のオフィススペースやワークスペース、施設などで仕事をすることで、自社で整備した社内LANが繋がるスポットオフィスであることが理想的です。
●三つめは「在宅勤務」。これはオフィスに出勤しないで自宅で仕事をするスタイルで、育児や介護、または障害や災害などで通勤が困難な人を対象としたもの。まさに働く人の事情を尊重した新しい時代の働き方と言えます。
このように、「テレワーク」は社員のモチベーションを向上させるだけでなく、出張経費の削減など、会社にとっても大きなメリットをもたらします。出張先の拠点や顧客帰りのカフェなどからも仕事ができるため、仕事がリアルタイムで進行し、タイムロスがないことも大きな特徴です。
余談ですが、「自由で柔軟な働き方」の先駆けとして登場した「フレックスタイム制」ですが、現在、この制度を取り入れている企業は全体の26%に満たないというのが実情で、100人未満の中小企業となると3%にも届いていないのです。このような実態を見ると、やはり経営者の意識改革という点で、まだまだ課題があると言わざるを得ません。 これからの時代、働き方改革を実現するためには、日々進化するIT技術に対応し、取り入れ、そして有効に活用することを考えなければなりません。「自由で柔軟な働き方」を初めとする業務の効率化をお考えの経営者、担当者の皆さん、業務プロセス改善プログラムHIT.sをぜひお試しください。HIT.sはクラウドになって、より使いやすく、よりご利用しやすくなりました。詳しくはシステム科学のHPまで。
2019年11月14日