科学の栞
株式会社システム科学の日々の活動やセミナー・研修会のご報告を綴ったダイアリーです。日常の小さな出来事から特筆したい出来事まで、弊社の現在進行形がここにあります。
働き方フォーラム④「労働力不足解消」
昨年4月から実施された働き方改革の背景には労働力人口が想定以上に減少しているという実態があります。2019年の人手不足による倒産件数は185件で前年比20.8%増、4年連続で過去最多を更新しました。人手不足が社会問題となっている中、あなたの会社ではどのような対策が取られていますか。今日は改めて労働力不足の解消について考えてみました。
政府が掲げた働き方改革、これは「一億総活躍社会」という考え方に基づいて実施されたものと言えます。実はこの「一億総活躍社会」には日本の労働人口の減少を食い止めようとする大きな目標があるのです。政府の試算によれば、現在の人口増加・減少率が続くと、2050年には総人口約9000万人、2105年には約4500万人まで減少するという数字が出ています。次に実際の働き手となる「労働力人口」を見てみると、1995年には約8000万人あった人口が、2027年には約7000万人、2051年には約5000万人と試算されます。このままでは、国全体の生産力低下・国力の低下は避けられません。
そして、この労働力不足を解決するために、政府が考えているのが、
- ①女性の職場進出の増加
- ②高齢者の積極雇用(定年延長、もしくは取りやめを含む)
- ③外国人労働者の受入れと活用
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2020年2月6日