科学の栞
株式会社システム科学の日々の活動やセミナー・研修会のご報告を綴ったダイアリーです。日常の小さな出来事から特筆したい出来事まで、弊社の現在進行形がここにあります。
第2回 HIT.sクラウドプロジェクト「個別から全体へ」
株式会社システム科学のHIT.sツールをクラウドサービスとして7月にリリースし、早いものでもう2カ月になりました。 おかげさまで、実際に利用して下さっている企業様からの声も上々で、
- 「従来の製品よりSチャート(自分の作業を可視化する図法)が書きやすくなった」
- 「改善点が見つけやすくなった」
- 「出張先でも使えるのが便利」
- 「改善によって残業を減らすことができた」
現在リリース済みの機能は、Sチャート・改善提案書・業務体系図・業務管理点マニュアルといった、各々が自分自身の業務を可視化し、ムダに気づき、改善することのできるものが主になっています。 そして、今後10月中には、連結Sチャート・Bチャート(ブロックチャート)をリリースする予定です。
1つ目の連結Sチャートでは、各々が作成した業務における作業のプロセスを繋いで表示することができるようになります。これにより、全体として本質的に必要な作業を精査することができ、また、それが自動的にToBeモデルを提示することができるため、BPRによる改善やシステム化の要求定義を実現できるようになります。
2つ目のBチャートでは、連結Sチャートが細かい作業単位での流れを示していたのに対して、業務単位での流れを表現することができるようになります。これにより、どこの業務の工数を削減できれば効果が大きいのか、同時並行にすることによりリードタイムが短くならないかなど、現状業務の課題を分析することができます。さらに、経営者や管理者などがこれを活用することと共に、担当者も自分が担当している業務の位置づけを把握できるため、前後工程を考えた全体の最適な改善や、業務への意欲向上などに効果的です。
次回は、業務の改善ポイントを自動的に提案してくれる改善着眼アシスト機能についてお伝えする予定です。 それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
2019年9月17日