科学の栞

株式会社システム科学の日々の活動やセミナー・研修会のご報告を綴ったダイアリーです。日常の小さな出来事から特筆したい出来事まで、弊社の現在進行形がここにあります。


パリジェンヌのインターン日記

皆さん、こんにちは。私はフランスのパリ大学に通っている女子大学生です。7月1日からインターン生としてシステム科学さんにお世話になり、日々現場実習に励んでいます。フランスの大学では卒業に必要な単位として、一つの企業で6週間のインターンシップを経験しなければなりません。私はフランスで生まれ育った日仏のハーフですが、幼い頃から日本語を学んでいるため、ある程度の日本語力は身についています。その日本語を活かして、さらに新しいビジネス用語を学ぶために、私はシステム科学さんにインターン生として応募しました。

インターン生として来日する前に、日本の企業について色々調べたり、フランス在住の日本人にお話を伺ったところ、正直なところあまり良いイメージを持っていませんでした。しかし、システム科学さんとHIT.s法に出会ってからそのイメージが一変しました。日本の会社はどこも残業が多いと思っていました。ある大手企業で残業をしすぎて過労死をしてしまった社員がいるという話も聞きました。自分の上司である部長や課長より早く仕事を終わらせて家に帰ることは悪いイメージを与えることになってしまう、と言うことをある記事で読んでびっくりしました。

以下は個人的な意見ですが、日本の正社員は就業時間が過ぎてもまだ仕事を続けるので、仕事がだらけてしまい、溜まってしまうのではないかと思います。その溜まった仕事をやり遂げるためのやる気が出なくなり、その結果、かなりのプレッシャーがかかってしまうのではないでしょうか。そういう社員が多くなってしまうと、会社の生産性もなかなか上がらなくなってしまうのではないでしょうか。

私はシステム科学さんでのインターン実習初日から、あることに気が付きました。それは、この会社では残業が一切許されていないことです。どの社員も決まった労働時間内 (7時間)で効率よく働いています。また社員の方々はHIT.s法といって、自分の業務をチャート化して、内容の把握と分析ができるシステムを使用しているため、どこに無駄が発生しているかがわかるのです。また、システム科学さんは非常にコミュニケーションを大事にしている会社であることに気づきました。まず、社員各自がわかりやすいチャートを書くことによって、社内に共通言語が生まれます。チャートを一目見るだけで、他の社員が会社内でどのような業務をしているのかがわかり、お互い理解し合うことができます。また、会議を拝見させて頂いた時に、どの社員も上下関係問わず活発な意見を発しているため、物事が前に進み、会議中にその物事が決定されることも何度かありました。以上、私が日本の会社で実際にインターン生として経験し、思ったことをまとめてみました。

私はあと2週間ほどしたらインターン実習を終えフランスに帰国しますが、日本での体験を大事にして社会人として頑張っていこうと思います。皆さん、またいつかお会いできる日まで、Au revoir!

2019年8月1日